写真ギャラリー

今年最後のビーナスライン

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 美ヶ原が呼んでいたので・・・・・・ソロでいってまいりました。

さわやかな朝、東の空を見れば晴天、久しぶりに美ヶ原方面がくっきりと見えている。
今日バイクに乗らずにいつ乗るのか。
ビーナスラインは11月中旬には標高の高いこともありバイクで走るのは本年は最後になるので迷うことなく家業もそこそこに、ガレージでそわそわとしていると、スタッフでもある嫁の一言!!
バイク乗りたいのなら天気も良いので何処かに行けば・・・・・
よっしゃ!!
お言葉に甘えて走るとするか。

野鳥さんや、森の目覚めを待っている木漏れ日がまぶしくなった朝の9時前に暖機運転。
いつもながらピーンと張り詰めた空気が気持ちよい。
ライダーズハウスを基点にまずは松本市浅間温泉を目指して出発。
途中安曇野市内のドライブイン、スイス村のスタンドでハイオク15.45Lを2000円で補給。
リッターあたり138円はセルフながら地域では安い!!
コルサーロ1200の燃費は正確には調べていないがおおよそリッター12KM
前後位かなぁー
距離を走れば少しは伸びるかも・・・・・?
いい仕事(走り)をしてくれるので燃費はこだわらないでおこう。

30分ほどで浅間温泉市民球場を左手に、ビーナスライン扉峠の登り口アザレラインにバイクを進めるが、さすが季節は晩秋。
標高が上がるにつれて唐松や、ダケかんば、他いろいろな落ち葉が路面を覆い尽くしてくれている。
アクセルを握る手にもいけないと思いながらも力が入る。
バイクでの走行は扉峠まで一台も出会わないが、道の則面工事や路面補修の工事車両には出会う。
雪が降るまでに工事しているのだろう。
もう少しで扉温泉別れ。
ここは身体が冷えてきたので迷うことなく温泉に直行です。
路面はますます厳しくとても軽やかに走行とはいきませんが、山と空が綺麗なので安全運転で扉温泉到着。
少しぬるめの桧の湯(300円)にどぶんー-・・・・露天もあるで!!
前回来たときはライダーが大勢居たのだが、今日は爺さんが3・4名かなぁー。
落下盛んな紅葉を湯船につかり眺め、夢うつつ。
ここで帰るか!!
何をたわけたことを!!

気持ちを切り替えて来た道を戻り扉峠手前に来ると・・・・・・・・
何と、まぁ!
路面が霜が降りて真っ白やんか。
どないするねん。
しばらくバイクを止めて思案したが、ここは強行突破!!
先にはきっと貸切のワイニングロードが待っているから。
日陰だけは超スローな走りだったが、少しの区間だけで難なくクリャー!!
扉峠到着(11時30分位やった)
ここからは美ヶ原には行かずに(標高2000Mはこの時期バイクは無理)弱気!!
ビナースラインを霧が峰、車山高原、白樺湖、女神湖目指してゴーゴー。
ここもまた途中(和田峠)までは北斜面の日陰はホワイトバーン!!
行き交うバイクはもちろんなく、車もあまりすれ違わない。
いわゆる貸切でしたがコーナーの先を想像すると、無茶は出来ない。
見通しのきく中速・高速コーナーを楽しみ(景色も)
低速コーナーは慎重に。

告白しますが、低速コーナーがうまくまわれない!!
1速で立ち上がると前輪が浮いてくる、2速でもトルクのでかたが中速域(5000回転前後)が強烈なので、バイク特性にあった乗り方が出来ていない!!
バイクは凄くコーナーには敏感に反応してくれるし、何よりもタイヤのグリップが恐ろしいほどグッド!!
以前のCB750は倒しこんで、パワーをドバットかけてもタイヤのグリップはそこそこ、扁平率も旧型サイズ。
多少リヤがずれても力でねじ伏せる感じで乗れていたのだが、コルサーロ1200は暴れない。
バイクにぶら下がっていても・・・? 勝手にまわってしまうほど全体のマッチングが優れていると思う。

イメージでは鋭角にコーナーに向かい、一気に倒しこんでタイヤのグリップを信頼してアクセルを開く。
あとは微妙なアクセルワークで目線をずらすことなくバイクに張り付く!!
なのだが・・・・今はまだ感覚がまったくわからず恐怖心をなだめる事が出来ていない。
来年の課題として、今日は楽しく安全に女神湖を目指した。
途中展望の良い所で休憩をとり12時30分位に女神湖に到着!!
女神湖は閑散としていましたが、夏の賑わいと違いもうすぐ来るであろう冬の足音を感じた静かな湖でよかったですよ!!
しばらく温泉で温まっては冷えた身体を、太陽で温めていました。
お腹も空いてきましたが、岡谷インターチェンジ近くの国道20号の峠あたりに美味しい中華そば屋があるのでそこまで我慢だ。

女神湖を後に再びビーナスラインをピタラスの丘をかすめ、蓼科高原を走り、茅野市より諏訪湖湖畔道路をはしり岡谷市。
これより国道20号にのっかり峠で食事(昔ながらのあっさり味の中華そば)
これから先は塩尻市郊外より午伏寺目指して松本市郊外より安曇野のライダーズハウスに無事帰還。

11月のビーナスラインは過酷

でも走るとやはり楽しい!!親父の部屋に快走最後に。

今年のロードでのツーはこれで最終になりました。が、これからはXLR250やTY250で冬の林道を駆けめぐります。

 

日時:11月13日(木) AM9:00
走行距離:180KMほど
バイク:コルサーロ1200

秋風に誘われて・あづみ野やまびこ自転車道路

野鳥の鳴き声で朝目覚めると天気は上天気、
青空でどこまでも空気が澄んでとても気持ちが良い朝だったので、
ベランダで遅い朝食を野鳥の鳴き声に耳をすましながら食べていて、
今日は自転車に乗りたいと思い、目を青空に向けるとイメージが沸いてきました。
以前から走りたいと考えていたあづみ野やまびこ自転車専用道路を本日は走ることにしました。
松本市郊外より北穂高町までの全工程二十五キロに秋を探しに出かけました。

今回はあづみのライダーズハウスを基点に、
北穂高より松本市に向かって出発しましたので、ご紹介致します。
出発地点までは自走で行き、写真を撮りペダルも軽やかに右手にアルプスを眺めながらの走行ですが、
鳥川沿いに走るのでとても爽快な気分が込み上げてきます。

しばらく走ると畑や田んぼに水を引く用水路沿いにコースは変化していきましたが、
この用水路が又とても水が綺麗でごみも浮いていなく勢いよく流れていました。
今さらながら穂高は水が綺麗だと改めて感心致しましたよ。

又所々には古い民家とモダンな住宅がうまく景色と溶け込んでいて草、
木も色鮮やかに秋色に染まりとても綺麗でしたよ!
とても綺麗でした。

やがて穂高町より隣町の堀金町に進んでいくと今度はとても雄大な田園風景に圧倒されました。
どこまでも広く、わらを燃やしている煙が秋風と共に良いにおいが伝わってきました。
振り返ると北アルプスが紅葉しているのが良く眺められました。
常念や冨士尾山(有明山)が特に素晴らしく感じられました。
前方は田園地帯の中を直線の道がどこまでもはるか遠くまで続いているので、
よそ見していても大丈夫ですが、
たまに自動車進入禁止の杭が立っているので注意も必要だと思います・・どっちやねん!

景色に感動して走行していると次の街豊科町へと道は続きます。
豊科町ではまずJR大糸線の下をくぐり、
長野自動車道路の下をくぐるなど変化にとんだコースへと道は続きます。
又田園の中にフィールドアスレチックがあり家族連れや、
若い?カップルが楽しそうに汗を流していました。

私くし達は目指すは松本市なのでペダルを回して心地良い汗をかく事に専念致しました。
ここの地点はわりと街に近い所を走るので、
コンビニやスーパー又飲み物の自動販売機もあり手ぶらで出かけてもここで調達出来るので安心です。
やがてあづみ野やまびこ自転車専用道路は大きな梓川を渡り、
最終地点の松本市郊外クリーンセンターに到着致しました。
今回の到着地点です。

これより先は国道(R19)を走行して北松本へと続きますが、自動車も多いので今回
同じ道を帰りました。が又見える景色も違うのでけして飽きる事はありませんでした。

今回のアドバイス
あづみ野やまびこ自転車専用道路は全線舗装道路で非常に綺麗な路面です。
一般道路走行は一部、堀金町の道の駅建物を周回する所だけですが車もほとんど通らない安全な道です。
休憩場所は立派な建物が三箇所ありトイレもあります。
コースの殆どは水路と平行して走りますがガードレールがしっかりとしてあるので落ちる事はないでしょう
景色がどこを走行していても素晴らしいので、是非ともカメラはお忘れなく
とにかく走ってみると必ず感激します。

行き先:あづみ野やまびこ自転車道路
日時:10月18日(土)
時間:10時25分位でした
メンバー:オーナとスタッフ1名
全走行距離:うーん50㎞前後でした
使用車:宮田・・MTBアルミフレーム仕様
    ブリヂストン改良サイクルマラソン仕様
持ち物:デジタルカメラ・喫煙具・タオル・ハンカチ
    お金を少しだけ

美ヶ原スカイラインより保福寺峠・林道ツーリング

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北松本市より国道254
沿いのコンビニでお買い物をして美鈴湖を目指す。

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目指すは武石峠
5分ほどで国道254から

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こんな感じの道を下ります

美鈴湖方面の案内板を右折
夏場と違いひっそりとたたずんでいました。
レストハウスもあるので秋の日溜まりを 満喫するのも良いかも・・・
走り屋さんは先に 進みましょう
美鈴湖より美ヶ原スカイラインをしばらく走ると
唐松林から開けた展望があり紅葉の眺めが 素晴らしい。
ほとんど交通量のない美ヶ原スカイラインを
唐松の落ち葉を舞い上げながらの走行です。
突然大きな案内板が出てきました。
ここが武石峠です。
これより左にバイクを 進めますと・・・・・

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落ち葉は乾燥していてあまり滑らなかったが
濡れていれは゛大変トリッキーな道えと
変貌します。
これより三才山峠に向かう林道入り口ですが
唐松の落ち葉が
びっしり

アクセルワークで
コーナーを楽しみました。

林道より少し走ると
通行止の表示
注意書きを熟読しましょう?

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紅葉も綺麗だが妙なかたちの

岩山の造形が迫力満点。

しばらく見とれていました。
アップでカッシャン!!

20091022111043 20091022111540三才山峠より谷間の白く見えるのが国道254
三才山トンネル出入り口近辺です。
紅葉と山のコントラストとても綺麗。
三才山峠のもっともパワフルな地点
路肩だけは近寄らないで楽しく林道を満喫
三才山峠にて上田方面

まことダイナミックな展望を
満喫出来るのも林道ツーの
魅力なのでは・・・・・

2009102211161820091022112854武石峠からだと出口になります。

距離は短いけれどもオフ車にとっては最高

ドリフトが楽しくなる林道でした。

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保福寺峠から全面舗装の山道を下ってくると、
松本市四賀地区へと出てきました。

四賀地区  会田付近
隠れそば屋発見

床の間で
お蕎麦をいただく
2階からの山の眺め良好

広い間取りの部屋でした。
これだけ付いて1000円
大食人にはおかわりも出来るみたいです。

200910221236372009102213250920091022132800

予約制ですが・・・・・
重厚な作りの床の間
長野県 松本市会田

手打ちそば
ほそばら

お店の入り口です
なーんと素朴で落ち着いた風情

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最後に四賀地区より国道403で安曇野市明科へ

ここは長峰山展望台よりの眺めです
国道からは(天平の森)の案内板があります。
全面舗装の快適な道
長峰展望台より安曇野が一望出来ます。
バイクでは雪が降ればここまでは・・・・無理
正面にかすんでいるのが北アルプス連山
いつまでも眺めてもけして飽きる事のない眺めだと思います。

石川県北陸山中温泉真夜中自転車ツーリング?

4月とはいえまだ肌寒い初旬にドラマの幕開けです。
今年で還暦を迎える某建設会社の社長が石川県山中温泉の名門旅館での宴会の席で、
俺はまだ若い今度は自転車で来るでーと、よせば良いのに女将ゃ仲居頭ゃ板長に言ってしまいました。
そしてこんな約束までして。
もし無事に到着すればスイートルームで、夜は板長の特別料理そして朝はすき焼きを食べさせる事。
酒の席の話とは言えども自転車で山中温泉は大変だと社長を仲間達が説得しても、
行くんゃーの決意は変わらん見たいなので、冗談だと思い再度聞いても本当に行くんゃー
ほんなら行くかと言ったら?
あぁーー行くでーー、お前らも行くんやでー、と聞かされ勘弁してよー、
と言いたい所を状況と空気が断る言葉を見つけ出せずに半ば強引に行くことになりました。

後日に教えてもらいましたがこんな約束したのは俺には仕事以外に本気で遊んでくれる友達がいることを、
女将を良く知っている社長は見せたかつたんゃー、と聞かされました。
かくして山中温泉自転車旅行の幕開けとなりました・・・・
4月12日の午後20時に京都より自転車を乗る男4名、スタッフ2名、
搬送車1台、先頭車1台で出発しました。

 

紀行文
当日は天気も良く星空がとても綺麗で風も無く良い条件でした、
参加者が仕事を終えて1時間前より集まっていました、
見送りの家族や仕事関係の人達や自転車仲間も来ていました。
そして最後のミーティングで各自が決めた約束事を確認して、一路山中温泉目指してペダルを踏み出しました。

メンバーは建設会社社長、整体士、喫茶店マスター、
サラリーマンのわたくしで4名、車で伴走してくれる運送業の兄ちゃん、
搬送車を転がしてくれる金融業社長とで総勢6名で京都から逢坂山を越えて滋賀県に入り161号線を福井県敦賀市にと進むのですが夜の国道は以外と長距離トラックが多く、道幅の狭い国道では風にあおられ、小さなライトで走行する自転車には思いのほかに緊張しましたが、やがて琵琶湖の湖岸を走る湖西道路に出たときは真夜中に大人が自転車に乗って静かな道を月明かりの下で走っているとは、何とも楽しいではありませんか時々搬送車が我々の後方よりヘットライトで照らしてくれるので有り難かったし、大変心強いですが、自転車のスピード(25キロ位)で走行するのだから大変だ、本当にご苦労さんですと思いました。
民家の明かりも消えた街中を走るのも夜中ならではなので、車や、歩行者に気を取られる事無く道一杯に走れることが出来ますが時々車も来るので注意も必要かも、しかし車の運転者もこんな夜中に自転車を派手な格好で、電飾を点滅させながらの4台と遭遇したらどうなんだろうか?
私くしはとても薄気味悪く恐怖心すら感じることでしょう、しかし日本は本当にそう思うと安全な国だと改めて思いました一番危ないのは私たちかも知れない。
そうこうして走っていると夜中の0:00時に今津町を通過して、いよいよ滋賀県より福井県に行くために越え無ければいけない峠、国境より敦賀峠にと立ち向かうのですがこの区間は本当にきつく怖い思いがしました。
トラックがどんどん、うじや、うじゃと追いかけては追い抜く訳ですが対向車線もトラックがどんどん、うじや、うじゃ・・・・
道路が狭く急カーブで数回トラックを止めたりもしました、トラックがカーブを勢いよくまわれば自転車4台が目に飛び込んでくる、カーブで追い越せば内輪差で自転車を巻き込んでしまう、トラック運転手にしては迷惑であり危険な事ばかり、まさかこんな夜中に峠を、トトロじゃあるまいし猫バスにしか見えないのだろう!!
しばらくするとだれとなく身体の危険を感じて、提案・・・、
審議の結果ここは車で搬送する事にしました。
勇気ある決断だと皆で納得しましたが心の中は、良かった・・・・が本音。

夜中の2時前には無事に峠を下った所の敦賀バイバス入り口より再スタートをしました。
やがて左手に真夜中の日本海を眺めながら国道8号線を相変わらず長距離トラックの中を走り抜いて8号線とは別れて(よかった)
今回のハイライトでもある越前海岸有料道路を走り、貸切状態の国道305号線を一路石川県三国町目指して自転車の旅は続きます。

真夜中でも誰一人と眠気も訴える事なく後方よりの伴走車のライトに守られて、左には相変わらず真っ暗な日本海を眺めながら、道路も猫一匹も通らない貸し切り状態なので各自の思い思いのペースで、足取り軽くペダルを踏み込んでの真夜中のサイクリングが続きます、河野村を過ぎたあたりでは4名はかなりバラバラの状態で楽しんでいたのですが、先導車がもう少し固まって走らんとはぐれてしまうでぇーとの助言の甲斐もなく・・・・
休憩ポイントで暖かい飲み物と、バナナを食べながら待つこと数10分、おかしい喫茶店のマスターが来ない、まさか海に転落したのでは、いや身体が冷えてトイレ?
しかし遅い、百戦錬磨の強者がどうした?
蛍のともしびと、すこぶる明るい二本の光軸、来た、来たでぇーーと、誰かの雄叫びと同時に全員が総立ちで出迎えるとマスターいわく、あんまり静かで気持ちよくなったのでついつい居眠りしていたら漁村の船着き場に軟着陸してしもうたんや、との弁明でしたが後ろに付いていた伴走車によると、突然ふらふらと右、左にと蛇行運転が始まり警笛で知らすが反応なし、やばいと思った時はすでに視界から消えてしまったのであわてて駆けつけてみると、防波堤に自転車と共に仲良く絡みついていたとの事を聞かされました。
要するに居眠り運転でしたが、怪我もなく大事には至らなく自転車を点検して無事に出発出来ました。
これより先は漁村の村内を通過するので全員がはぐれる事の無いように集団走行で越前岬を目指して少し足取りが重くなったペダルを踏み込んでの走行を平和に何事も無く時間の経過も忘れて淡々と進んでいきました。
途中で10分ほどの休息をしては又走る事の繰り返しで、あんなに元気だったメンバーからは会話がとぎれがちになってきました時間は夜中の3時位でしたか、突然に後方の伴走車のライトが途切れてしまいましたが、トイレでもしとるんやろーと気にもせずに走っていると、何とこんな真夜中にシルバーのベンツ600SL・AMGツードアの珍しい車がボッシュの甲高い警笛をピコピコ鳴らして我々の前に滑り込むように割り込んで来た時はさすがの我々も顔面蒼白、止まりよったでー、どうするんやろかー、伴走車が何かしたんやろうか?
寒さと眠気で走行していたので後方の出来事など誰も見ていなかったので心配していると(本当は自分たちの事を)ナンバーを見て全員にっこり笑顔・・・
○○はんや!
久しぶりのご対面でスタッフと我々も日本海の波音の聞こえる駐車場でいつもの馬鹿話に話が弾み、今までの眠気と疲労感を忘れてしばし夜中の宴会が始まりましたそして一同感動したのです○○はんは我々が出発した時間に間に合うように香港から一人早く帰って来て見送る予定が、事情で遅れてしまい見送れんかつたので北陸自動車道から305線とばして今追いついたんや、との話に一同感謝と敬意を感じずにはいられませんでした。
自転車の4名はあまり食べられないのでスタッフの2名にゆだねて色々と自転車の話に華を咲かせていると、差し入れやー、と香港で買ってきた牛の臓物から取り出した貴重で、凄く高価な漢方薬を頂きましたが怪しげな物(精力剤)だったので後日に飲むこととしておみやげとして持ち帰りました。
そして時間は過ぎ去り4時を過ぎていたので日の出まで車内で仮眠することにしました。
○○はんはここで帰るわ!
と言って旅館に着いたら皆んなで美味しい物でも?
食べやー、と大枚数枚建設業の社長に手渡して図太いトルクのエンジンノイズを残して風のごとく闇夜にカッ跳んで行きました。
遊びのつもりで始めた今回の企画がこんなにも人に感動を与えるとは考えても見ませんでしたので、改めて気持ちを引き締めて完走を決意した次第です。

いよいよ最終目的地北陸山中温泉は近い、果たしてこれから順調に到着するのでしょうか?
夜明けの気持ち良さも手伝い自分でも信じられないハイペース
後ろを振り返ると誰もついて来ない、気をよくして一人足取り軽く、ペダルも軽く、
しかしおかしいやん??!
いつもなら誰かが負けじとついて来るはずなのに・・・・・
気がついた時には遅かりし
今回は俺がやられてしまった、不覚だった、無念じゃー
そうなんです、これでは終わらないのが恐ろしい事しかりで・・・・・
全員が追いつき小休憩しながら雑談していると・・・・・
そのとき間髪を入れず喫茶店のマスターがえらいことを提案しょる、車組も含めてここまで全員が無事にこれたので後少しの距離(約20km)を残して北陸山中温泉、翠明にゴールする事になるんやが最後に4名でレースしないと言い出したので、やばいやんと思い、俺は後少しで無事にゴール出来るのでここは全員が喜びを噛みしめて走ろうと言っても誰一人として聞き入れてもらえずに社長の一声でレースする事になり、顔面蒼白、身体はだるい、自慢の足は上がってしまっている。
ダッシュすれば酸欠状態になる、要するに先ほどの頑張りで体内に乳酸が蓄積してしまい半日は乳酸が体内から抜けない状態でしかも最後の5kmはただひたすらに登り、しかしこのメンバーで泣き言は言いたくないのでやせ我慢して面白そうなのでやりまひょ!
の一声、本当に馬鹿である。

幕は落とされた、全員が最後のラストラン、こちらも負けじとペダルを精一杯踏み込み、先頭争いに加わるがしばらくしてまたもや足が硬直しだしたが負けじと頑張るが離れていく、やがて最後の登りにさしかかった時には意識もうろう、酸欠状態で、身体が脱水状態、たまらず自転車から降りてその場にへたり込む、心配そうに後続に付いていてくれた伴走車の運送屋の兄ちゃんが、顔色よくないでっせ、無理せんとここまで来たのだからフラフラして自転車を転がしても危ないし、落車するでーーと優しく助言、俺の車に自転車積んで旅館まで運んで行こうか?
嬉しいお言葉でしたがここまで来て今夜の宴会のさかなにはなりたくない、歩いてでも行こうと強く自分自身に言い聞かせて、兄ちゃんに伝えると、社長が多分バテよるからその時はこれ飲ましてやれと預かっていた特性のローヤルゼリーと紅茶を混ぜたドリンクを飲ましてもらった時は、何とこしゃくなタイミングが良すぎるやんか・・
有り難いと感謝しつつも悔しい気持ちとで複雑な心境で、残りの数キロの登り坂をママチャリのおばちゃんや、爺さんに追い越されながらにもリタイヤする事無く最終目的地の山中温泉街、あやとり橋を左手に見ながら旅館翠明に最後にゴーーールしたのでしたが・・・・・
何と玄関前に20数名の出迎えや、太鼓の音、拍手の音、確かに聞こえた、やっとこれで終わったと感動すると同時にその場にヘタリ込んでしまった、周囲で何か大勢が言っていたがしんどさと、ホッコリした安心感で今でもハッキリとは記憶にないが、何となく感激した事は身体が覚えている、しばらくするとロビーでスタッフを含め総勢六名が感激の中、何故か大福饅頭?
そして熱いお茶を頂き女将から花束を全員が貰い記念撮影して、自慢の温泉にスタッフと我々が入りその夜は疲れているはずなのに大宴会、全員が夜遅くまで自転車の話や、おいらがバテた話で盛り上がり誰一人と寝る者は居なかった。

最後に・・・・・

はじめは冗談半分、遊び気分でスタートしたのでしたが時間が経過していくと、身体も疲れ、ペース配分の事や体調維持、スタミナの確保、そして何よりもチームワークの大切さを改めて思い知らされ、それ以上に好きな事に本気になれる仲間がいる事を再確認出来た、苦しくも楽しかった自転車旅行?でした。
又、一番若い私をバテさして最後に盛り上げる、何て心憎い演出まで考えて頂き本当に楽しかった事を書いて終わります。

今から7年前の京都でまだサラリーマンしていた時代に、自転車好きが旅した事を思い出しながら
書きました
自転車でこんな遊び方も出来るので何かの参考に? なれば良いのですが・・・・・・
最後まで読んで頂いて有難うはんどした。

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